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アスファルト防水?シート防水?ウレタン?結局、何が良いの?

アスファルト防水?シート防水?ウレタン?結局、何が良いの?

防水工事には数多くの【種類】が存在します。アスファルト防水、シート防水、ウレタン塗膜防水、等々・・・
この記事では、それぞれ概ねの長所・短所をご紹介出来ればと考えております。

実は一言でアスファルト防水と言っても、熱工法、冷熱併用工法、冷工法、常温工法、塗膜工法・・・工法が多数存在し、更に材料メーカーも多数存在します。もちろんその良し悪しも有り、ここまで来ますと非常にマニアックな内容となって来ますので説明がしきれません。
是非とも現地調査の際、当社の防水専門アドバイザーと共にじっくりとご相談頂けますと幸いです。

結論

【全てにおいて万能な工法は無い】が結論となります。

1. アスファルト防水

圧倒的な実績と信頼が強みのアスファルト防水。溶融したアスファルトを接着剤として用いて、強固な防水層を形成する為に大規模マンションの屋上や主要な公共施設に採用され易い防水工事となります。

必要材、また施工技能が必要な事より、施工金額は高くなってしまう傾向ですが、耐用年数としては長いものを御提供する事が可能です。
一方で入り組んだ場所、狭い場所等には不向きという特性もあり、新築・改修建物の屋上が主たる施工場所となろうと思われます。

2. シート防水

2-1. ゴムシート防水

シート防水の中でも、主材料にゴムを用いているシート防水となります。ゴムの為に伸縮性が高く、動きの多いS造や高架沿い、線路沿い等に採用される傾向があります。

必要材が少なく、施工も省力化が図られている為、アスファルト防水より安くなる傾向がありますが、耐用年数は短くなってしまいます。
主たる施工場所はやはり屋上で、10年保証のサイクルを何度か回す保守点検を行いたい方に向いております。

2-2. 塩ビシート防水

シート防水の中でも、主材料に塩化ビニル樹脂を用いているシート防水となります。材料自体に色がついており、彩色豊かな防水層を形成出来る事が特徴となります。

必要材は少し多いのですが、施工の取り回しの易さが図られている為に、価格・耐用年数とバランスが良い傾向にあると思われます。
ゴムシート同様、屋上に用いられるケースが多く、機械的固定工法として改修工事に採用される傾向が強いと感じます。

3. 塗膜防水・塗布防水

3-1. ウレタン塗膜防水

アスファルト防水、シート防水の貼る防水とは違い、ウレタン塗膜防水は塗る防水となります。塗る防水の為に、貼る防水が苦手な狭小部等においても施工が可能な事が特徴です。

多様な仕様・工法がありますので、様々な箇所で採用される傾向がございます。
ベランダや廊下等の排水溝や、小庇や架台などに用いられたり、屋上においてもシートやクロスを用いて耐用年数を上げて仕上げる仕様等があり、建物では幅広く活用されております。

3-2. ポリマーセメント系塗布防水

ウレタン塗膜防水同様、塗る防水となります。主成分がセメント系となり、地面側との相性が良く比較的地下構造物に用いられるケースが多い防水工法となります。
その為に当社より多くのお客様にはあまりご提案しない防水工法となりますが、施工のし易さ等で簡易的な防水で重宝されたりもします。

3-3. FRP防水

高硬度のFRPを防水層として形成する防水工法となります。
軽く・硬く・腐食に強い事から、木造戸建のベランダや、一般浴室、はたまた大型駐車場や大型下水施設など、幅広く採用されることが特徴です。

工事金額が比較的高い傾向になってしまう為、施工数量が少ない場合、また大型施設など以外では新築改修問わず、シート防水やウレタン塗膜防水が人気であると感じます。

3-4. 浸透性防水

多くは無色透明、またはセメント系に近い材料を塗布し、材料の一部、または全部をコンクリートに浸透させる防水工法となります。
こちらもセメント系同様、地下構造物や駐車場に用いられ、また無色透明材ではコンクリート自体の風味をそのままにしたい場合などに用いられることが多くあります。

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