防水業者を選ぶ際は比較が重要!比較ポイントや効率的な比較方法も

住宅やビルなどの建物では、雨漏りや建物自体の劣化を防ぐためにも定期的な防水工事が欠かせません。防水工事を行う際は、防水工事についてあらゆる専門知識を有した職人がいる防水業者に依頼することがおすすめです。
しかし、日本全国には数多くの防水業者が存在しており、業者によって得意・不得意もあるため、自身が行いたい防水工事に適した優良業者を選ばなければなりません。防水業者を選ぶ際は、数多くの業者を比較することが重要です。
そこで今回は、防水業者を比較して選ぶことが重要な理由と、比較するときの3つのポイントを紹介します。最後に、防水業者を効率よく比較するための方法も解説しているため、なるべく優良な防水業者をスムーズに選びたいという人はぜひ参考にしてください。
1.防水業者の比較が重要な理由
防水工事を行う際の基本的な選択肢である防水業者は、日本全国において数多く存在します。防水工事は専門技術や専門材料が必要であり、防水業者によって得意とする技術や材料は異なることが特徴です。そのため、業者によって工事内容や仕上がり、施工費用が異なることも覚えておきましょう。
また、防水工事は施工箇所や状態によって種類や施工方法が異なるケースも多々あります。非常に劣化している状態からの工事やグレードの高い工事など、場合によっては高額となることもある一方で、早い段階で劣化に気付いた場合などは安く済むこともあるでしょう。しかし悪質な業者の場合、実際には安く済むはずの防水工事が高く見積もられ、結果として高額な施工費用を払わされる可能性もあります。
防水業者選びに失敗しないためには、気になる業者をすべて比較して、最適な工事を行える業者を探すことがまず重要です。
1-1.訪問営業する業者に注意!即決はNG
防水業者を比較せず失敗する代表例が、訪問営業や電話営業を受けて即決してしまうケースです。悪徳防水業者の場合、住宅やビルなどの建築年数や外から見える現状をもとに、ちょうどよいタイミングを見計らい、訪問・電話などでの巧みなセールストークで即決をそそのかされてしまいます。
注意すべき悪徳防水業者のセールストーク
- 「今すぐ防水工事をしなければ、危険な状態になっています」
- 「本日限定のキャンペーンにより、契約すると〇万円割引できます」
- 「今なら、無料で非常に安い見積もりを出せます」
上記のトークをするすべての業者が悪質とは限りませんが、当日での契約を迫る防水業者は基本的に避けたほうが無難です。悪徳防水業者に引っかかってしまわないよう、訪問・電話で営業する防水業者での即決は避け、なるべく自分から依頼するようにしましょう。
2.防水業者を比較する3つのポイント
防水業者は非常に多く存在する上、インターネット上に溢れているサイトにはさまざまな情報が掲載されているため、どのような点を信頼して比較すればよいか分からない人も多くいます。
防水業者をしっかり比較する際は、下記3つのポイントに着目してください。
- 業者のタイプ
- 費用相場・施工事例
- アフターサービスの充実度
ここからは、それぞれのポイントについてより詳しく解説します。
2-1.4種の業者タイプ
防水工事を行う業者は、専門の防水業者とは限りません。防水工事を依頼できる業者には、下記4種の業者タイプが存在します。
業者 | 特徴 |
---|---|
防水工事業者 |
|
ハウスメーカー |
|
リフォーム業者 |
|
外壁塗装業者 |
|
防水工事は、ハウスメーカーやリフォーム業者、外壁塗装業者に依頼することも可能ですが、ほとんどが下請けの防水工事業者に外注されます。下請け業者に依頼すると中間マージンが発生することから、料金が高まる傾向にあることに注意してください。
しかし、建物の建築を依頼したハウスメーカーやリフォームを依頼したリフォーム業者への依頼であれば、安くなるケースもあります。とは言え、防水工事の品質が高いと言えるのはやはり防水工事業者でしょう。
2-2.費用相場と施工事例|防水タイプごとの相場も
防水業者を選ぶ際は、防水業者が提示している工事価格の相場を確認の上、一般的な価格相場と乖離がないかを確認しましょう。より具体的に相場をチェックしたいのであれば、防水業者の施工事例を見て相場を把握することもおすすめです。
下記は、防水工事における各項目ごとの相場です。
項目 | 相場 | 概要 |
---|---|---|
防水層 | 防水層によって異なる | 防水層の材料にかかる費用 |
高圧洗浄 | 200~500円/平米 | 高圧洗浄機による掃除費用 |
下地処理 | 100~500円/平米 | 劣化した下地の処理にかかる費用 |
下地補修 | 500~2,000円/平米 | 劣化した下地の補修にかかる費用 |
ドレン設置 | 10,000~20,000円/個 | 雨水を流す排水設備の設置にかかる費用 |
脱気筒設置 | 10,000~15,000円/箇所 | 湿気による膨らみを抑える設備の設置にかかる費用 |
足場費用 | 700~1,200円/平米 | 作業を行うために設置する足場にかかる費用 |
廃材処分費 | 10,000~50,000円 | 工事にあたり発生した廃材の処分にかかる費用 |
諸経費 | 10,000~50,000円 | 人件費・管理費などの細かな経費 |
防水工事の費用項目は、どこでの作業なのか、どのタイプの防水工事を行うかでまた変わります。加えて、工事を行う場所の広さによってもかかる費用は異なるため、合計額もケースによって差が開くことも注意点です。費用相場を比較するときは、なるべく自身が行いたい防水工事や工事を行いたい範囲の広さと似た事例をチェックすることが重要と言えるでしょう。
また、防水タイプごとの相場と耐用年数は、下記を参考にしてください。
防水の種類 | ウレタン防水 | シート防水 |
---|---|---|
1平米あたりの相場 | 5,000~7,000円 | 4,000~7,500円 |
耐用年数 | 約8~12年 | 約10~15年 |
特徴 |
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|
防水の種類 | FRP防水 | アスファルト防水 |
---|---|---|
1平米あたりの相場 | 5,000~7,500円 | 5,000~8,500円 |
耐用年数 | 約10~15年 | 約12~20年 |
特徴 |
|
|
基本的に、防水性や耐久性に優れていて、かつ高い技術力のある職人でしか行えないようなタイプは、1平米あたりの相場が高まる傾向にあります。なお、上記の費用相場は防水層のみの価格となり、諸経費は含まれません。
雨水や紫外線にさらされやすい屋根や屋上はアスファルト防水やFRP防水を行うなど、どの場所に防水工事を施したいのかで適切な工法を検討しましょう。
2-3.アフターサービスの充実度
防水業者による防水工事が終わった後も、何らかのトラブルが生じる可能性は大いにあります。工事終了後のトラブルにもきちんと対応してもらえるよう、防水業者を選ぶ際はアフターサービスの種類や保障内容など、その充実度をしっかりチェックしましょう。
また、アフターサービスが受けやすい体制が整っているかどうかもポイントです。業者によっては、アフターサービスを設けていると謳いながら、サポートを受けるためには条件が必要だったり、サポートの実施までに時間を要したりするケースもあります。
アフターサービスやメンテナンス内容の実際の充実度や体制については、アフターサービスの実績に関する口コミや評価のチェックが欠かせません。口コミや評価がなければ、防水業者に直接問い合わせてもよいでしょう。きちんと答えてくれる業者は、信頼できると言えます。
3.防水業者を効率よく比較するには?
現時点で、「突然の雨漏りに困っている」「数日前の悪天候により、ひび割れが悪化した」など、工事を急いでいる人もいるでしょう。この場合、防水業者をひとつひとつチェックして、現地調査を経て見積書を作成してもらった上でじっくり比較検討するという時間はありません。
防水業者を効率よく比較したい場合は、防水業者専門の一括見積もりサービスを利用することがおすすめです。
防水業者の一括見積もりサービスなら、完全無料の「ミズハリ」をぜひご利用ください。ミズハリでは、厳しい審査基準を満たした複数の防水業者から、一括で見積もりをとることができます。また、お客様一人ひとりに専属のアドバイザーが担当するため、細かな要望に適した優良防水業者が見つけやすくなるでしょう。
ここまでの内容を参考に、ぜひミズハリで各防水業者の一括見積もりをしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
防水工事を行う防水業者は、数多く存在します。いくら防水工事に関する知識をもったプロが多くいるとは言え、業者によって得意・不得意があるため、自身が行いたい防水工事に適した業者を選ぶことが重要です。
防水業者を選ぶ際は、まず自身の行いたい防水工事を明確にした上で、業者タイプ・費用相場や施工事例・アフターサービスの充実度をチェックしましょう。
また、防水業者を効率よく比較したいときは、優良防水業者の一括見積もりサイト「ミズハリ」の利用がおすすめです。専属のアドバイザーが一人ひとりに適した防水業者を紹介いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。